こんにちはネリゴです。
私がどうしても見てみたかった風景を、このブログに来てくれたあなたと共有したいと思い、記事を書きました。
この記事を見ると、甑島の風景の素晴らしさを知ることができ、『死ぬまでに絶対に行ってみたい』と思ってしまうはずです。
やはり絶景は『自分の目で見るからこそ』だと、そう感じます。
コンテンツ
甑島に行くには?
(↑ 串木野新港)
甑島に渡るには、薩摩川内市の川内港から高速船で、いちき串木野市の串木野新港からフェリーが運航しています。
高速船では行ったことがありませんが、フェリーに乗る場合は予約が必要ですので、行かれる際は忘れることなく予約をしましょう!(旅行日の2ヶ月前から予約可能)
乗りたい便の車&トラックの量次第で、乗れる場合はありますが、予約するに越したことはないです。
● 所要時間
串木野新港→里港(上甑島) | 約1時間15分 |
串木野新港→長浜港(下甑島) | 約2時間15分 |
ちなみに串木野新港~甑島各港(里港・長浜港)は、料金が同じです。
料金の確認は、甑島商船のホームページを見られてください。
1日に2便あるのですが、おすすめは夕方の便(2便目)です。
東シナ海に落ちていく夕日を見ることができ、広がる水平線はとても美しいです。
1.長目の浜(上甑島エリア)
長目の浜には、【長目の浜展望所】or【田之尻展望所】から階段を下りることで行くことができます。
実際に浜を歩いてみての感想ですが、大小の丸い石で埋め尽くされている浜なので、とにかく歩きにくいです。
・長目の浜展望所
甑島を代表する景勝地で、 私が甑島で最も行ってみたかった場所 です。
なまこ池・貝池・鍬崎池の3つの池と海を隔てる砂州が4km続いており、独特な景観を醸し出しています。
第2代薩摩藩主・島津光久が「眺めの浜」と褒めたことが名前と由来となっているそうです。
私は地形マニア(自称ですが、笑)なので、よく展望台などに行くのですが、今まで見た景色の中でも1位2位を争うほどに素晴らしかったです。
青い海と池を隔てる浜、そこに緑が加わったコントラストは完璧と呼ばずしてなんと呼ぶのでしょう!
・田之尻展望所
こちらの田之尻展望所は、長目の浜展望所とは逆側に位置します。
少し近めに見えるので、また違った角度で長目の浜を見ることができます。長目の浜の全景を見るのなら、2ヶ所の展望所は外せないかと思います。
目の前に広がる水平線は、穏やかな青に染まっていました。聞こえるのは、木々が揺らぐ音と鳥のさえずりと波の音だけです。
2.甑大明神橋(上~中甑島エリア)
甑大明神橋は、上甑島と中島をつなぐヘタの串海峡に架かる全長420m幅員8mの橋です。1993年3月に完成し、上甑島と中甑島を結ぶ大事なライフラインです。
・橋下からの風景
橋の下へ降りると、ダイナミックな岩肌のそばに架かる橋を眺めることができます。日・時間により潮の満ち引き等変わるため、もしかしたら行くことができない場合があるかもしれません。
角ばった岩でゴロゴロしているため、とても歩きづらいです。苔等も生えているので、行かれる際はお気をつけください。
この橋の近くには、甑の形をした大岩をご神体とする甑大明神が祭られており、甑島の島名の発祥の地と伝えられています。
3.甑大橋(中~下甑島エリア)
(↑ 車載カメラの写真です)
私が甑島で2番目に行きたかった場所です。
というのも、約4年前に甑島(下甑島)を訪れたときは甑大橋が完成しておらず、行きたくても上甑島に行けなかった思い出があるからです。笑
そして、その時に建設中だった甑大橋を「いつか渡ってみたい!」と密かにリベンジに燃えていました。
当時、まだ建設中だった甑大橋。(鳥ノ巣山展望所側から撮影)
ホームページにも書かれているのですが、
つい車を止めて写真を撮りたい気持ちになるかもしれませんが、本当に危ないのでやめましょう!
・木の口展望所
中甑島側から見た甑大橋です。陸地と陸地を結ぶ湾曲した橋がとても美しく、素晴らしい景観となっています。
この展望所から見てもわかるように、藺牟田瀬戸海峡に架かっている甑大橋ですが、かなり難しい架設現場だったそうです。
浅瀬と水深の深い海域が錯綜し、潮流が早いことに加え、特に冬場は施工休止期間に充てるほど風が強かったとのことです。
2011年の着工から、9年の時を経て2020年8月29日に開通しました。
・鳥ノ巣山展望所
前の項でも書きましたが、甑大橋は令和2年(2020年)8月29日に開通した全長1,553mの橋です。
今までは数本のフェリーや高速船に頼るほかはなく、かなりの時間がかかっていました。ですが、甑大橋が開通したことで、救急・災害などの医療面もさることながら観光面においても素晴らしい効果がでています。
鳥ノ巣山展望所から眺める甑大橋は、とても素晴らしい景観です。
この周辺はカノコユリやニシノハマカンゾウの自生地で、7月から9月初めまで甘い香りを漂わせる美しい群生が見られます。
またそのシーズンに行きたいものです。
4.ナポレオン岩(下甑島エリア)
ナポレオン岩は、海上に突き出した奇岩で高さが122mあります。
その名の由来は、横から見ると有名なフランスの偉人(ナポレオン)に似ていることからです。有名な漫画などで登場することもあり、下甑島のシンボル的な存在となっています。
ナポレオンに似ているかは定かではありませんが、この辺り一帯から見える島影など何も見えない真っ青な海が素晴らしいのです。
ここで豆知識を少し…
5.釣掛埼灯台(下甑島エリア)
甑島の最南端にある1896年に開設された灯台です。海上より146mの断崖に立ち、東シナ海を行き交う船の道しるべとなっています。
個人的には、島にある灯台が大好物で勝手に黄昏たり、馳せたりしています。笑
「最果ての灯台で水平線に沈みゆく夕日を眺める」、こんな贅沢はなかなかできませんが、その時その時を胸に刻み、大事にしたいものですね。
最果て感のある素晴らしい灯台の景色を眺めることができるのですが、駐車場は2台ぐらいしか止めれず、灯台への道は狭いです。
行かれる際は、気持ち少し覚悟して向かうと良いと思います。笑
補足情報
甑島にはコンビニがないため、飲食店&カフェ等で食事をするか、スーパー等でお弁当を購入するかどちらかになるかと思います。
私が見てきた情報を補足として書きますので、行かれる際はご参考にされてください。
● 甑島のスーパーマーケット(刺身・惣菜・お弁当あり)
上甑島エリア(中甑漁港付近) | POP1(ポップワン) |
上甑島エリア(中甑漁港付近) | Aコープ鹿児島こしき店 |
下甑島エリア(長浜港付近) | 食鮮館ライフ |
下甑島エリア(手打港付近) | フレッシュポートエグチ |
POP1が甑島で一番大きいショッピングセンターで、個人的には弁当を購入するなら食鮮館ライフがおすすめです。
お土産を購入したい場合は、甑みなと市場(里港ターミナル内)とみなと屋(長浜港ターミナル内)がおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
『死ぬまでに絶対に行ってみたい』と思ってもらえたと思います。
甑島には素晴らしい魅力で溢れているにもかかわらず、認知度がとても低いように感じます。アクセスの悪さというデメリットはありますが、一度は行ってみる価値はあるかと思います。
ブログを書きながらも、「また行きたいな~」と思ってしまいました。笑