こんにちはネリゴです。
登った先に現れる、岩に刻まれし大いなる仏様【熊野磨崖仏】があると聞き、さっそく国東半島に行ってきました。
また、磨崖仏を見るまでに少し登る必要がありますので、受付から磨崖仏まで約15分の道のりについて紹介しようと思います。
・み仏の里 熊野磨崖仏
仏の里として親しまれる国東半島を代表する強大な磨崖仏です。
某テレビ番組で紹介されていたので知っている人も多いかと思いますが、登った先に現れる、岩に刻まれし大いなる仏様は見るものを圧倒します。
大日如来像と不動明王像は、平安時代の末期(1100年代)に造られたもので、国指定の重要文化財に指定されています。
大日如来像
右側が大日如来像で全身の高さが約6.8mあり、不動明王像に比べると精巧に掘られています。頬張った四角い顔に研ぎ澄ました目つきが印象的です。
不動明王像
左側が不動明王像で全身の高さが約8mあり、大日如来像と比べると大雑把な感じがします。右手には剣を持ち、牙をむき出しにして唇を嚙んでいるような表情をしています。
一般的な怒った顔の不動明王とは違い、ほんわか微笑を浮かべているような顔立ちでどこか人間味があります。
磨崖仏よりもさらに石段を登っていきますと、熊野神社があらわれます。仏様と神社が混在しているのに、少し違和感がありますね~。
・駐車場 アクセス
駐車場は、手前の広場(トイレ有)と看板を超えた先(トイレ無)にあります。
熊野磨崖仏 / 大分県豊後高田市田染平野2546-3
営業時間 / 夏季(4月~10月)8:00~17:00 冬季(11月~3月)8:00~16:30
拝観料 / 大人300円 小・中学生150円
・ハイキングコース(片道 約15分)
受付で杖を借りることができます、というか、勧められます。笑
石段はかなりの急斜面です。手すりがありますので、杖がなくても大丈夫だとは思いますが、足腰に自信がない人は杖を借りることをおすすめします。
気持ちの良い森の中に歩道があり、整備された道を進んでいきます。
森林浴を楽しんだ後、鳥居のある場所が見えてきます。少し雰囲気が変わったような印象を受け、改めてパワースポットであることを実感します。
鬼が一夜にして築いたと伝えられる、自然石の乱積石段を登っていきます。
石段の登り口付近に鳥居が立っており、そこから石段を見上げると、思わず声が漏れてしまいそうなぐらい急な感じがします。見てください!果てしなく続いているかのような石段、ある意味素晴らしい景色ですよね。
乱積石段を登ること約5分で磨崖仏のある広場に到着します。広場にはベンチがありますので、ゆっくりと休憩しながら、じっくりと磨崖仏を見ることができます。
※足場はかなり悪いので、歩きやすい靴で登られることをおすすめします。
・登った感想
不揃いの石が積み上がっていますので、雨の日や石段が濡れているような日は、かなり危険になると思います。
おじいさんが息を切らしながら、ほいほい登る私を見て『あんた元気やな~』とおっしゃっていました。いやいや、私なんか若いだけです。
私から見るとおじいさんの方が、よっぽど元気で、息を切らしながらも懸命に登るおじいさんは輝いていましたよ。いくつになっても旅ができる、動ける体というのは羨ましくもあり、私もそうありたいと常々思っています。
そして、一番注意してほしいのが、石段を下るときです。手すりを持って慎重に、自分のペースで下ることをおすすめします。
・まとめ
今回は、国東半島で神秘的な熊野磨崖仏と磨崖仏までの道のりを紹介しました。
磨崖仏は自然の中に溶け込んでいるかのような、神秘的な光景が広がっています。これをパワースポットと呼ばずしてなんと呼ぶのか!
片道約15分ですので、比較的に軽めのハイキングといった認識で良いかと思います。再三言っていますが、石段は急斜面ですので、慎重に登っていきましょう!
登った先には、感動が待っています!行ってみたくなったでしょう?それでは、お気をつけて!
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