◆小城に行ったら小城羊羹を買いましょう!

こんにちはネリゴです。

小城に行ったら小城羊羹を買いましょう!笑

なかなか義務感のあるタイトルですが、買って味わってもらえば、わかっていただけると思います!自分用に、お土産用に、贈答用に最適です。

佐賀県内に限らず、いろんなところで購入できる小城羊羹ですが、やはり小城に行って購入してもらいたいです。

お菓子は歴史・文化の結晶であり、その土地を表す代表的なものであると考えています。

このブログを見て、興味を持ってもらえたら嬉しいです。

 



 

・小城羊羹の特徴

 

長崎の出島に伝わった砂糖は、長崎街道周辺に伝わり、次第に 街道沿いにお菓子文化が広がった とされています。

小城市だけではなく、唐津市などでも小城羊羹を作っている業者があり、かなりの数の羊羹屋が存在します。

ほとんどのお店で、 外側が砂糖のシャリシャリ食感である昔ながらの製法の羊羹 を作っています。これが最大の特徴かもしれません。

明治時代から昭和にかけて、軍隊の携帯食や保存食として役立ちました。多久市に小城炭鉱があり、昭和40年ごろまで石炭の産出をしていました。炭鉱で働く人にとって、疲れた際の甘いものは大変重宝されました。

名水百選にも選ばれた清水川の本流である衹園川が町を流れており、 おいしい水に恵まれ、おいしい羊羹が作られているのです。 

 

・村岡総本舗 本店

 

 

明治32年(1899年)に創業し、伝統的な製法技法を守り続け、「本当においしいものを」求め続けています。

 

 

 

 ナッツ羊羹 

昔ながらの切り羊羹で、カシューナッツとシャリシャリ食感のバランスが抜群です。甘さ控えめなのに、コーヒーにすごく合います。

とても珍しい羊羹なのではないでしょうか。

村岡総本舗は本店が小城なのですが、佐賀の様々な場所に店舗がありますので、カシューナッツ羊羹を手に入れやすいと思います。

ぜひ、 食べてみてほしい一品 です!

 

 

 

 切り羊羹【本煉】 

昔ながらの伝統羊羹で、こちらも甘さ控えめでめちゃめちゃおいしいです。やはり小城ならではの、シャリシャリ食感が素晴らしい!とても上品な印象です。

流し込み羊羹も絶品ですので、ぜひお試しください!


 

 

 

 シベリア 

ふんわりカステラの中に、こし餡と切り羊羹が入っており、しっとりとした優しい甘さがとてもおいしいのです。

まさに村岡総本舗謹製の「シベリア」なのです。

そういえばシベリアって、ジブリアニメの「風立ちぬ」で主人公の堀越二郎が買うシーンがありますよね。九州ではなかなか見ないお菓子ですが、関東の方では明治時代からあるお菓子なのです。

私が紹介したお菓子以外にも、たくさんのお菓子がありますので、小城羊羹と一緒に気になるものを購入してみましょう!

全国的にデパートなどで売られていますし、公式オンラインストアもありますので、気になる人はチェックしてみてください。

 


 

村岡総本舗 本店 / 佐賀県小城市小城町861

営業時間 / 9:00~18:00 資料館 : 9:00~17:00

 

 

・村岡総本舗 羊羹資料館

 

村岡総本舗 本店のお隣に羊羹資料館があります。

 

 

1階は休憩所のような感じで、2階には昔の道具類・パッケージ・原材料の展示など羊羹に関するものがたくさん展示されています。

なかなか珍しい資料館なので、内容が興味深いくて、楽しいです~。

『小城羊羹』の名は、村岡総本舗の二代目社長:村岡安吉氏が行商をしている際に、羊羹を入れる箱に【小城羊羹】と文字を入れたことが始まりと言われています。

いわゆる、 「小城羊羹の名付け親」 というわけです。

 

・桜月堂

 

 

JR小城駅から続く直線の羊羹ストリートには、羊羹屋さんがたくさんあります。それぞれ特色があり、食べ比べしてみてもおもしろいかと思います。

羊羹ストリートにある桜月堂ですが、お店は閉まっています。しかし、これはおもしろい!

なんと、 羊羹の自動販売機 じゃないですかっ!

 

 

 

 たちようかん 

一口サイズで白・抹茶・煉が合計10個入っています。外側の砂糖はそんなに硬くなく、3種類とも甘めですが、一口サイズなので食べやすいです。

私が今まで食べたことのある小城羊羹の味と食感に一番近いと思いました。

自販機には、干し柿ようかんや珈琲ようかんなど 個性的な羊羹 も並んでいますので、気になる人はぜひお試しください。


 


 

桜月堂 / 佐賀県小城市三日月町久米2112

営業時間 / 10:00~17:00

定休日 /  土・日・祝日 

 

 

・八頭司伝吉本舗

 

 

今回食べた小城羊羹の中で、すごく衝撃を受けたのが八頭司伝吉本舗なのです。大正10年創業で、歴史・伝統・文化を大切にしており、技術と素材を守り育てています。

購入したのは、 小城の昔ようかん 小豆 です。

 

 

 

外側の砂糖の食感が、ずば抜けて硬めで分厚いのです。シャリシャリ食感というよりも、サクサク・ザクザクといった食感です。

中の羊羹が柔らかめなので、外と中のギャップのバランスがすごく良いです。

しっかりとした甘さがあるので、コーヒーのお供にベストマッチなのだと思います。

ミドルサイズの羊羹だったので、一人暮らしの人でも食べやすいかもしれません。こちらも公式オンラインストアがありますので、ぜひお試しください。

 


 

八頭司伝吉本舗 / 佐賀県小城市小城町152-17

営業時間 / 8:30~19:30

定休日 / 元日のみ

 

 

・増田羊羹本舗

 

 

最後に寄ったのが、増田羊羹本舗です。国道302号線沿いに茅葺き屋根の外観で、羊羹を販売する店舗と食事処が併設されています。(食事は事前の予約が必要です)

入店すると、試食(昔風手造り羊羹・丸ぼうろ)とお茶をいただきました。こういうお店の気遣いって、ものすごく嬉しいです。そして、すごくおいしい!

 

 

店内の商品を見て回り、気になる『きなこ』の文字がありました。 きなこ味の羊羹 って、とても珍しいと思い、購入してみました。

食べるときに気づいたのですが、小城羊羹ではあるのですが、外側のシャリ感のない流し込み羊羹でした。(昔風手造り羊羹と思って買いました…)

 

 

柔らかい食感が特徴で、しっかりときなこの味がします。シャリ感のある羊羹とは異なりますが、すごくおいしいです。きなこというと粉っぽいイメージですが、粉の感じはまったくなく、羊羹全体の餡がきなこになっていました。

 

 

一つ残念なのが、1本からしか購入できないということです。 小さい羊羹があれば、食べやすくいろんな味が味わえますし、すごく良い と思いました。一人暮らしなので、一本は少し多いですね。


 


 

増田羊羹本舗 / 佐賀県小城市小城町255

営業時間 / 8:00~20:00

定休日 / 元日のみ

 

 

・まとめ

 

小城を巡り、購入した小城羊羹について紹介しました。

私が今回食べた中でおすすめの小城羊羹は、村岡総本舗の『カシューナッツ羊羹』と八頭司伝吉本舗の『昔ようかん』でした。

小城に行く or 小城を車で通るのであれば、ぜひ小城羊羹を買いましょう!

 

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