ニュース

食のチカラで地域課題を解決!「ご当地グルメ3.0プロジェクト」始動~『editor’s favるるぶキッチン』を実証フィールドに、地域課題を新たな「食べる価値」へ~

ご当地グルメの「その先」をめぐる新しい試みが、JTBパブリッシングから始まりました。PR TIMESが伝える「ご当地グルメ3.0プロジェクト」は、同社が東京・新宿で営む直営飲食店舗『editor's fav るるぶキッチン』を実証フィールドに据え、フードロスや担い手不足といった地域に根づく課題を、食の新しい価値へと転換していこうとするものです。「食べて終わり」ではない、地域と人との関係づくりが、静かに動き出しています。…

食のチカラで地域課題を解決!「ご当地グルメ3.0プロジェクト」始動~『editor’s favるるぶキッチン』を実証フィールドに、地域課題を新たな「食べる価値」へ~

「食べる」を超えて、地域とつながる旅のかたち

このプロジェクトが掲げる「ご当地グルメ3.0」とは、1.0=「食べる」、2.0=「体験する」、3.0=「地域とつながる」という三つの段階を踏まえた考え方だそう。提唱するのは、文教大学国際学部国際観光学科の青木洋高専任講師です。地域には魅力的な食材や郷土料理が息づいている一方で、フードロスや未利用資源、担い手不足、そして食文化の継承といった課題が、静かに積み上がっていますよね。そうした現実を入口にしながら、観光誘客や地域ブランドの向上、関係人口の創出へとつなげていこうとする——それが、この構想の骨格です。『るるぶキッチン』がこれまで『るるぶ』ブランドを通じて培ってきた「実際に食べる」という体験の蓄積と、地域の人々や風土の魅力を掘り起こしてきた編集力を、次のステージへと押し上げる。プレスリリースの行間から、そんな静かな手応えが伝わってきます。歴史や文化、生産者の顔を伝えることで、食べたあとに残る余韻そのものを、地域との関係性へとつないでいく——そんな旅のあり方が、ここから見えてくる気がします。町の小さな食堂で交わした一言や、市場で教えてもらった食材の下処理のことまで含めて、旅の一コマが「ご当地グルメ」の厚みになっていく——そんな時代の流れが、確かに始まろうとしているのかもしれません。

実証の舞台は、あの町の味から

2026年8月25日には、始動に先駆けて『るるぶキッチン』にて「ご当地グルメ3.0ラボ&ミニセミナー」が開催されました。那須塩原市(栃木県)、新庄村(岡山県)、そして株式会社日建設計などが参画団体として名を連ね、店頭での情報発信や実証メニューの提供、アンケートを通じて、消費者の選択や意識・行動の変化を検証していくといいます。ミニセミナーでは、青木専任講師によるフードツーリズムや「イミ消費」の広がりを踏まえた講演、そして日本ホテル株式会社 顧問の松田秀明氏による、食品ロス削減に関する現場の取り組み紹介なども行われたようです。私たちが旅の途中でふと手にする一杯には、必ずその土地の暮らしや、生産者の手の温度が映っていますよね。湯気の向こうに広がる畑の風景や、台所に立つ人の背格好まで想像を巡らせた経験は、きっと誰にでもあるはず。その「物語」をどう受け取り、どう次の訪問へとつなげていけるのか——実証の行方を、ゆっくり歩いて見守っていきたいテーマです。複数地域を横断して分析し、消費者の共感や行動変化、地域への関心・訪問意向・応援意向との関係を明らかにしていく——そんな地道な積み重ねが、結果を待つ側にも、また参加する地域にも、きっと新しい景色をもたらしてくれるはずです。

旅先でできる、小さな一歩

実証の枠組みが整えば、私たち旅行者にも、少しずつできることが見えてきます。たとえば、道の駅に併設された小さな食堂で、その日の朝に採れた野菜をひと皿いただく。お土産売り場で、訳あり品と書かれた背景にある生産者の工夫に想いを馳せる。そんなささやかな選択の連続が、実は「3.0」の遠い入口なのかもしれません。プロジェクトでは今後、「ご当地グルメ3.0ラボ」として自治体・企業・研究者の参加も募っていくといいます。実証で得られた知見は、商品開発や販路開拓、観光誘客、地域ブランドの向上へと波及させることを目指しているとのこと。JR新宿駅東口から徒歩3分というアクセスの良さも手伝って、『るるぶキッチン』が地域の「出会いの場」として育っていくのかもしれませんね。「ブランド」「商品の魅力」「稼ぐ力」「観光」「関係人口」を底上げしていく——そんな狙いも示されています。読者の方々も、旅の途中で目にしたご当地グルメを、少しだけ違う角度から味わってみてはいかがでしょうか。その一杯の向こうに、どんな町が、どんな人たちがいるのか——そんな想像を膨らませる時間そのものが、すでに「3.0」の入り口にあるのかもしれません。焦らず、けれど確かな手応えを胸に、次の旅先を見つけていく——そんな夜の過ごし方が、似合いそうですよね。

関連記事: 地域課題を「食べる価値」へ。JTBパブリッシングが挑むご当地グルメ3.0の挑戦<画像3 / 5>関西限定!コンビニの“兵庫ご当地グルメ”がアツい.

関連ニュース