こんにちはネリゴです。
前回に引き続き、直方で見つけたスポットを紹介していきます。
・直方市石炭記念館
直方といえば、やはり石炭産業の街で、「黒いダイヤ」と呼ばれた石炭は日本のエネルギーとして、近代産業の核だったのです。
みなさんは石炭がどのように生まれ、どのような役割を担っていたかご存じでしょうか?
恥ずかしながら私は、何も知らなかったのです…
・石炭はどのようにして生まれた?
石炭の原木がメタセコイヤの木と言われております。
セコイヤ・シダ植物等が3000万年前~5000万年前の地層に堆積し、地球の圧力や地熱によって炭化し、石炭になったといわれています。
なので見方を変えると、植物の化石というわけです。
1470年頃、枯れ木を集めて火をつけると、地上に露出していた『いわゆる、その辺の黒い石が燃え出した』のであります。これが「燃える石」、石炭の発見です。
これ以後、村の人は従来の薪や炭の代わりに用いるようになったそうです。
・石炭の役割は?
誰もが知っている用途と言えば、蒸気機関車などの燃料ではないでしょうか?
実は石炭には分類があり、いわゆる燃料として用いられる石炭を一般炭、鉄を作る際に用いられるコークスの原料になる石炭を原料炭といいます。
石炭を蒸し焼きすることで、コークスができます。そしてこのコークスこそが、鉄を作るためにはなくてはならないものなのです。
私たちの生活に欠かせない鉄や化学製品は、石炭がなければ作ることができないのです。
ボタ山って聞いたことありますか?
筑豊地方では石炭を掘り出すときに出る、石炭以外の廃石をボタと呼んでいました。
すなわち、ボタ山とは廃石の集積場なのです、しかも、筑豊富士(ボタ山)の標高は121メートルで日本最大級です。
筑豊の石炭生産量は全国の約半分を占めていたといいます。廃石だけで、こんなに高く積み上がることにかなり驚くと同時に、日本の近代化に大きく貢献していた筑豊のすごさに感銘を受けました。
・救護練習坑道とは?
ガス爆発や落盤などの炭鉱災害の際に、救護にあたる救護隊員のための、実戦即応の救命器具を使用した訓練施設なのです。
1900年代に入ると技術発展により、地下300メートル前後の採掘が進むようになります。それに伴い、炭鉱災害が頻発するようなったのです。
何度か改築を繰り返し、延長117メートルの練習坑道では、閉所までに国内外から延べ4万5千人を超える救護隊員が養成され、災害時に活躍していました。
今では、直方市石炭記念館 本館(旧筑豊石炭鉱業組合直方会議所)及び救護練習所模擬坑道が【筑豊炭田遺跡群】として、国指定史跡となっております。
ちなみに本館(旧筑豊石炭鉱業組合直方会議所)で、主要な炭鉱主たちが定期的に集まり、経営を左右する重要な案件が議論されていたとか…
直方市炭鉱記念館 / 福岡県直方市大字直方692-4
開館時間 / 9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日 / 毎週月曜日(祝日の場合は開館)
年末年始(12月29日~1月3日)
入館料 / 一般 100円
大学生・高校生 50円(高校生【土曜のみ】無料)
中学生以下 無料
・大塚菓子舗
直方にはお菓子がたくさんある!成金饅頭をはじめ、全国に店舗がある、もち吉も直方に本店があります。
小腹がすいたのでスマホで調べていましたら、コーヒー大福という文字に惹かれて大塚菓子舗に行ってきました。
コーヒー好きの私にはたまりませんね!
飯塚で紹介した◆【後編】飯塚を堪能するならこのスポット! チョコ大福とは少し違った大福ですね~
コーヒーの色をした餅に、コーヒー餡と生クリームが入っていて、とてもおいしかったです。(小腹がすいていたせいか、写真を撮らず… ホームページで確認できます。笑)
店頭には、様々な種類の季節の和菓子があり、どれを買おうかすごく迷います。迷った末、画像左(ほたる)右(花菖蒲)を買いました。
形や色合いを見て楽しむことができる和菓子は、まさに職人技!美味しいのはもちろん、季節を感じて食べることができ満足です。
他にもたくさんの和菓子が売っていますので、ぜひ訪れて堪能してください!
大塚菓子舗 / 福岡県直方市古町10-3
営業時間 / 8:00~17:30
・まとめ
【直方市石炭記念館】と【大塚菓子舗】をご紹介しました!
石炭記念館では、筑豊炭田の全てを知ることができます。かつて隆盛を極めた石炭産業の余韻や、関わった人たちの努力や栄光など、語りつくせないほどの歴史がありました。
私のようにまったく知識のない人でも、わかりやすく解説してくれますので、すごく勉強になります。笑
普段行かないようなところにも、思いきって行ってみると意外と楽しい体験ができると改めて感じることができました。関心や興味がなくても、実際に行ってみないと楽しいのか、そうではないのか、わからないものです!
コメントを残す