◆大牟田の炭鉱に関するスポットを紹介!

こんにちはネリゴです。

大牟田の炭鉱に関するスポットに行ってきましたので、紹介します!

大牟田出身の私ですが、実際に炭鉱に関するスポットに行ったことがなく、なんとなく知っているという程度でした。

行ってみると知らなかったことが多く、『そうだったんだ~』と感心するばかりでした。これぞ旅の醍醐味ですね~。。

コロナウィルス感染拡大のため、休業している可能性がありますので、行く際にはホームページで確認しましょう!

 

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・宮原坑

 

 

国指定重要文化財に指定されており、1898年(明治31年)に開坑し、1931年(昭和6年)の閉坑まで三池炭鉱の主力坑として活躍していました。

 

 

●宮原坑とは…

坑内から大量に出る地下水を流し出すために造られた坑口で、当時最高の能力を持つイギリス製のポンプを使って地下水を流し出し、採炭を行っていました。 第一竪坑は、陽炭・入気・排水が主な役割で第二竪坑は、人員昇降を主として、陽炭・排気・排水を兼ねる役割をしていました。宮原坑は、この2つの坑口からなり、現在残っているのは第二竪坑の主要施設です。
 1tの石炭を掘るのに10tの水を処理する必要があったのです。 

 

(↑宮原坑跡第二竪坑捲揚機室)

近くの三池刑務所の囚人たちを使った「囚人労働」が行われており、あまりの過酷な重労働の苦しさから『修羅坑』とまで呼ばれていました。

近くの熊本県荒尾市には、三池炭鉱万田坑があり、こちらも国指定重要文化財に指定されており、宮原坑の次に造られた三池炭鉱の中心的な坑口です。

 


 

宮原坑 / 福岡県大牟田市宮原街1-86-3

 

 

・三池炭鉱専用鉄道敷跡

 

 

各坑口と港を結ぶ大動脈で、最初は馬が石炭を運ぶ「馬車鉄道」でした。1905年(明治38年)に全線開通し、宮原坑などの坑口と三池港が鉄道でつながり、石炭を大量に運ぶことができるようになりました。

専用鉄道の本線は、三池炭鉱の各坑口を結びながら三池港まで延伸され、最盛期は側線も含めると、最大延長150kmにまで及びます。

 

 

今でも随所に鉄道敷跡がしっかりと残っており、三池炭鉱を語る上で重要な場所となっています。

 

・三池港

 

 

團琢磨が物流の効率化を図るため社運を賭けて、採炭現場に近い場所に約6年の月日をかけて三池港を建設しました。

専用鉄道を通って運ばれてきた石炭を直接大型船に積み込み、大牟田から海外への輸出が盛んに行われていました。(現役の産業港として今も稼働しています)

潮の満ち引きの差が最大5.5mと大きい有明海ならではの工夫もあります。三池港閘門は満潮時に開閉し、干潮時でも港内の水位を8.5m以上に保つための水門であり、1万t級の大型船が港に直接入れます。

また、三池港はハミングバード(ハチドリ)が羽ばたく形状に設計され、泥土が航路に流れ込まないように、2本の砂防堤が存在します。

明治日本の最先端の技術と英知を結集した名港を謳われ、築港工事の金字塔となりました。

 

(↑四山神社からの展望)

最近では、世界遺産の三池港を望む絶景『光の航路』が有名で、三池港の航路にかかる美しい夕日を見ることができます。(撮影場所:三池港展望所)

 

 

 ※光の航路を見ることができるのは、毎年1月頃と11月頃です。 

 

・四山神社(荒尾市)

 

 

大牟田市のお隣熊本県荒尾市(ほぼ県境)にあります四山神社は、5円玉のモニュメントが印象的です。

福銭五円は神様と金運にご縁があり、商売繁昌、縁結び、家庭円満にご利益があり、穴銭は望みが通るといわれています。

一人一枚、五円を神社から貸り、神棚や財布におさめて加護をもらいます。次の御礼参りの際に、倍額以上を添えて返却し、又新しい福銭五円を貸りるのがならわしになっております。

 

(↑宮原坑 )

 

(↑万田坑)

四山神社(裏参道)の東側からは、大牟田の街並み(世界遺産)を望むことができます。大牟田には展望できる場所が、たぶんほとんどないので、かなり貴重な場所ではないでしょうか!

 

 

山の上に参拝者用駐車場がありますので、車で利用する際は、こちらの裏参道から上っていきます。

 

 

南側より上る場合は、鳥居付近に車を止め、約300段の石段を上っていきます。こちら側が表参道になります。

私が階段を降りていると、観光中らしいおじいさんから『あとどのくらい上るんかね?』と聞かれましたので、『東側から車で上れますよ!』と言うやりとりをしました。

かなりキツイ急な石段が続きますので、一緒に行く人に合わせて車で上る&石段を上るのどちらかを選択して、観光されると良いと思います。

 

 

 

表参道側には、灯台があり、荒尾の街並みと晴れていれば目の前には雲仙普賢岳を望むことができます。

四山神社の境内に『灯台がある風景』、日本でも珍しい場所ではないでしょうか?

 


 

四山神社 / 熊本県荒尾市大島818

 

 

・三池港灯台(通称:四山灯台)

 

 

石炭の積出港として地域経済圏の発展に伴って、三池港への誘導標識として、設置されたのが三池港灯台です。

 

灯  質 10秒に1回白く光る(LBH-40型)
光  度 230,000カンデラ
光達距離 21.0海里(約39km)
高  さ 地上から灯火まで15.6m 平均水面上から灯火まで65.8m

 

昭和26年(1951年)12月20日に初点灯してから現在も、有明海全域から望むことができる船舶の重要な目印として活躍しています。

個人的な感想としては、灯台のある場所として、海にはまあ近いのですが、それでも内陸の方にあるので変な感じです。(笑)車通りから見える山の上の灯台が、とても斬新なのです。

 

・まとめ

 

今回は、大牟田の【宮原坑】・【三池炭鉱専用鉄道敷跡】・【三池港】・【四山神社(三池港灯台)】を紹介しました!

さすが炭鉱の世界遺産と言うべき、これからも語り継ぐべきスポットばかりでした。

ホームページやパンフレットを見てもわかることは多いと思うのですが、やはり実際に見ることで、より興味が増し、その街の雰囲気を全身で感じることができます。

私が旅の中で大事にしていることは「行きたいと思ったら、実際に行ってみる!」ことです。

この記事を読んで『大牟田に行こう!』と思ってもらえたら、すぐにでも行ってみましょう!関心がなくても知ることで、新たな気づきがあるかもしれません。

 

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