◆竹田の歴史を感じながら散策し、見つけたスポット!

こんにちはネリゴです。

前回のラムネ温泉後に、竹田の町へとやってきました!

竹田と言えば、日本百名城の1つ『国指定史跡 岡城跡』が有名ですよね。そして、眼下には武家屋敷や城下町の面影が現在も残っています。

そして、瀧廉太郎が暮らした町でもあり、至る所に軌跡が残っています。

 

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・国指定史跡 岡城跡

 

 

岡城は、奥豊後の山深く、稲葉川と白滝川に挟まれた断崖絶壁の地に、兄である源頼朝に追われた源義経を迎えるため、1185年に緒方三郎惟栄が築城しました。

天高くそびえ立ち、広大な敷地に広がる山城だったため、『難攻不落の堅城』と言われていました。

幾度となく戦場の地として、攻撃の舞台となりますが落とすことができず、『難攻不落』として世に広まったとされます。その後、初代藩主【中川 秀成】の居城となり、度重なる大改修が行われ、広大な近世城郭へと変貌していきました。

明治になり、廃城令の施行に伴い役目を終えた岡城の建造物は、石垣のみが残る城跡となりました。

 

 

最強の石垣の所以は、周囲を囲う断崖絶壁と絶壁上に累々と築かれている石垣群なのです。

 

 

岡城を形成する断崖絶壁は、阿蘇山の噴火により流れ出した火砕流でできた阿蘇溶結凝灰岩の岩盤です。

 

 

本丸跡から見える景色は、生い茂る山々が一望でき、北に「くじゅう連山」、西に「阿蘇山」などが見えます。かなりの高さがあり、下を見ると足がすくむほどの絶景でございます!笑

下の国道502号線の道路からは、車が通るたびに瀧廉太郎 作曲『荒城の月』のメロディーが聞こえます。法定速度で車を走らせるとメロディーの鳴るメロディーロードなのです。

 

 

城内には、在りし日を思わせる数々の遺構があり、AR・音声ガイドのアプリをダウンロード(岡城時空散歩を検索)していただくとスマホやタブレット一つでCGや資料画像など詳しく知ることができます。

城内はかなり広く、料金所から本丸跡まで20~30分ほど歩くことになりますので、歩きやすい服装&靴で行かれることをおすすめします!

 


 

岡城跡 / 大分県竹田市大字竹田2889

入場受付時間 / 9:00~17:00

入場料金 / 高校生以上 300円 小・中学生 150円

 

 

・廉太郎トンネル

 

 

~瀧廉太郎~

1879年8月24日に東京で生まれ、1891年12月に父が勤めていた官庁の転勤のため、一家で竹田へ移ります。その後、上京をして東京音楽学校を経て、作曲家・ピアニストとしてたくさんの作品を残しました。代表作に【花】・【荒城の月】・【箱根八里】・【憾】などがあります。1903年に大分市内で病死。僅か23歳という短い生涯でした。

 

このトンネルは明治中期頃に掘られたましたが、「歴史の道」整備事業の一環として、昭和62年度にメロディートンネルとして改修されました。

幅2.5m 長さ15mほどの小さなトンネルですが、中を歩くとセンサーが作動し、瀧廉太郎の名曲がオルゴールの音色で聞こえてきます。

 春~夏  【花】・【荒城の月】・【水あそび】

 秋~冬  【荒城の月】・【はとぽっぽ】・【秋の月】

のぞれぞれ3曲がランダムに流れます。

 

 

また岡城跡には瀧廉太郎の像があり、少年時代に遊び場にしていた岡城をモチーフに、名曲『荒城の月』を作曲したと云われています。

近くには、瀧廉太郎記念館があり、瀧廉太郎の生涯を詳しく知ることができます。

 


 

廉太郎トンネル / 大分県竹田市竹田町434

 

 

・旧岡藩 御客屋敷 月鐘楼

 

 

御客屋敷は、岡藩の迎賓館として使用されておりました。今ではカフェとなってくつろげる空間に変わり、席から見える屋敷の裏には、天然の岩を活かした枯山水式庭園が広がり旅人の心を癒します。

 

 

昔の屋敷にカフェという空間がすごく非日常的です。趣のある畳の上に椅子とテーブルがあり、どこか不思議な空間を醸し出しています。

お昼時ということもあり、私は軽食(特製ビーフカレー コーヒーセット)をいただきました。 ※特製ビーフカレーは金・土・日の数量限定です。 

 

 

屋敷内にはこだわりのインテリアがあり、静かでどこかホッとするような空間でした。

竹田で歴史散策する際には、御客屋敷で休憩することをおすすめします!様々なドリンクメニューから日替わりのケーキセットもありますし、何より歴史を感じながらくつろげる不思議空間なのです。

 


 

御客屋敷 月鐘楼 / 大分県竹田市竹田町486-1

営業時間 / 11:00~17:00

定休日 / 月曜・火曜

 

 

・但馬屋老舗

 

 

但馬屋は創業1804年大分県下で一番古い和菓子舗で、岡藩主中川公に召されて御用菓子司となりました。

二百余年、六代継承のお菓子【荒城の月】【三笠野】を購入できます。

 

(左が荒城の月 右が三笠野

但馬屋が藩主に献上していた頃は【夜越の月】という名で、黄身あんをあわ雪で包んだ上品な口あたりの生菓子でございます。昭和初期に瀧廉太郎の名曲を菓名にいただき【荒城の月】となり、現在まで広く親しまれています。

その昔、奈良で「燧焼き(ひうちやき)」と言われていたお菓子を、岡藩主十代久貴公が初代但馬屋幸助氏に倣い作らせたものです。奈良の三笠山・春日野に因んで【三笠野】と名付けられました。歴代藩主のお茶の友として、ご賞味され創業当時からの代表銘菓なのです。

どちらのお菓子も江戸時代に献上していたお菓子で、変わらぬ味を体験することができます。和菓子特有の上品な甘さがあり、お土産にぴったりです。

但馬屋横には、カフェ茶房だんだんがあり、できたてのお菓子がいただける『三笠野と荒城の月 コーヒーセット』がおすすめです!三笠野の生地が焼きたてで温かいところがポイントです。

【荒城の月】【三笠野】は、「道の駅たけた」や「道の駅すごう」でも購入できます。ホームページを見ると、様々なところで購入できるみたいです!ご確認ください!

 


 

但馬屋老舗 / 大分県竹田市竹田町40

営業時間 / 9:00~18:00

定休日 / 正月元旦ほか年数回

 

 

・まとめ

 

今回、竹田の町を散策して見つけたスポット【岡城跡】・【廉太郎トンネル】・【御客屋敷 月鐘楼】・【但馬屋老舗】を紹介しました!

半日でいろいろと散策してみましたが、全然時間が足りずにスポットのほとんどを巡ることができませんでした。見るスポットが多すぎです!笑

また改めて訪れたい場所の一つになりました。

じっくりと竹田を満喫したい人は、竹田に一泊して前回記事で行きましたラムネ温泉を含め、城下町を散策することが良いかと思います。

 

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