こんにちはネリゴです。
いきなりですが、赤巻きと呼ばれるお菓子をご存じですか?
熊本県天草地方や鹿児島県長島町の伝統菓子なのですが、この『赤巻き』がとてもとてもおいしいお菓子なのです。
食べてみたいと思ってもらえるよう、紹介していきたいと思います。

・赤巻きとは?
丹念に練りあげたあんをカステラで包み、赤色の餅でくるんだものが「赤巻き」です。
赤巻きは熊本県天草地方・鹿児島県出水郡長島町で作られている伝統菓子です。
お祝い用の紅白巻、仏事用の白巻など様々です。
スタンダードなこし餡のものから、いも餡・白餡など工夫を凝らした赤巻きがあります。
天草の南部地方では漁業が盛んなこともあり、赤米の餅を供えることで大漁祈願をしていました。
そして、カステラのようなスポンジ生地に餡を入れ、赤く着色した求肥餅を巻きつけた「赤巻き」が考案されました。
赤巻きは船上で漁師さんが手早く栄養補給ができるおやつとして広まりました。
・天草の赤巻きと長島の赤巻きの違いとは?
初めに、天草地方と長島の赤巻きの違いは特にありません!
ただ、赤巻きは約100年前に天草の牛深の和菓子店で生まれたお菓子なのです。発祥は牛深ですが、長島が近いこともあって、伝わっていったのだと思います。
天草の赤巻きはスタンダードなものに対して、長島の赤巻きはいも餡や柚子・よもぎを使用したものなど様々なラインナップがあります。
・天草の赤巻きを紹介

購入店: 道の駅 うしぶか海彩館
・菓子工房ル・モンド


中にはこし餡で、ふわふわなロールケーキのような生地で餅が柔らかく、とてもおいしいです。
ホームページを見ていると、緑(抹茶)や白巻き(法事の年忌・忌明など)もあるみたいです。
・坂越製菓店


見た目でわかるかと思いますが、中に入っているあんこの量が多いように感じます。外側のお餅とふわふわ生地が一緒に溶けていくような食感です。
・長島の赤巻きを紹介

黒之瀬戸大橋を渡って、長島に行きます。すると、すぐに左側に道の駅が見えてきます。

この道の駅で様々な赤巻きが購入できますが、どの赤巻きもかなり人気のため すぐに売り切れてしまいます。
早めの購入が良いかと思います。
購入店: 道の駅 黒之瀬戸だんだん市場
・坂之下製菓


個人的に超おすすめな赤巻きがこちらです。何と言いましても、お餅とカステラ生地とこし餡のバランスが一番良く、めちゃめちゃおいしいです。
こしあんの他に、いもあんがあり、5個入りのものと長い一本ものがあります。
長島に行ったら、絶対に買っていきます!
・欧風菓子コロンブス


● ゆず巻
白餡の中に少し柚子の風味がプラスされているような赤巻きです。でも、色的には赤巻きというより白巻きですよね。笑


● ふつ巻
柔らかい餅に練り込まれたよもぎ、中には粒餡が入っています。洋風でありながら和風テイストになっており、意外な組み合わせと思いましたが、まとまりがありおいしかったです。
・モンレーヴ児玉


● 赤まき いも風味
白餡の中に芋が入っているのか、少し芋の味がするような気がします。餅の柔らかさはあまり感じませんが、こちらも生地がふわふわな印象です。


● 赤まき
食べた中では一番甘めな感じがしました。少し餅も固めな印象です。また、お店それぞれ赤巻きの色合いも微妙に違いますね。
・まとめ
いろいろと赤巻きを食べてみましたが、大きな違いはあまりなく、餅やカステラ生地の柔らかさや餡の甘さがお店により違うように感じました。
どこの赤巻きがおすすめ?と聞かれたら…
迷わず…長島の「坂之下製菓の赤巻き!」と答えると思います。
こればっかりは好みの問題かと思いますので、いろいろな赤巻きを食べてみるのもおもしろいと思います。
熊本県や鹿児島県に行かれた際に見かけたら、ぜひ購入して食べてみてください!